专利摘要:
本発明は、車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴に関し、本発明に係る車輪組立体は、車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出されるように設置される車輪組立体であって、前記内部空間に固定されるベースブロックと、前記車輪が回転可能に結合され、第1の軸線を中心として前記ベースブロックに対して回動可能に設置されて、前記車輪が前記内部空間に引き込まれる第1の位置と前記車輪が前記内部空間から引き出される第2の位置との間で回動する車輪支持部と、該車輪支持部を前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動可能にするとともに、前記車輪支持部が前記第1の位置または前記第2の位置に位置するとき、前記車輪支持部が前記ベースブロックに対して回動することを防止するために、前記車輪支持部を位置固定する位置決定部とを備えることを特徴とする。
公开号:JP2011512984A
申请号:JP2010549562
申请日:2009-03-02
公开日:2011-04-28
发明作者:ジェ パク,ヨン
申请人:ロタ スポーツ カンパニー,リミテッドRota Sports Co., Ltd.;
IPC主号:A43B5-16
专利说明:

[0001] 本発明は、車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴に関し、より詳細には、車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出される位置で車輪が位置固定され得る車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴に関する。]
背景技術

[0002] 靴の後部に車輪を装着し、その車輪を転がしてスケート(skating)を楽しむことができるようにした車輪装着型靴は、歩行とともに後部の車輪をローリング(rolling)する動作によってスケート機能を楽しむことができるようにしたものである。車輪装着型靴のほとんどは、後部の車輪が外部に露出した状態にあるため、歩行時には滑りを防止するために、車輪が装着されていない靴の前部と車輪が装着された靴の後部の両方を地面に接地した状態で歩行し、スケートを楽しむときは、靴の前部を上げて後部の車輪を利用してローリング動作を行いつつ、スケートを楽しむことができる。しかし、車輪装着型靴は、靴後部の車輪が突出した状態で歩行するようになるため、靴の前後部を地面に接地したまま歩行したとしても、歩行動作が不自然になり、階段などを上り下りするときは、車輪によって滑り落ちてしまう危険性も大きい。]
[0003] このような不便を解消し、より便利かつ安全に車輪装着型靴を利用するために、スケートを楽しむときは、車輪を靴の底の内部空間から引き出し、歩行時には、車輪をその内部空間に引き込むように改善された車輪装着型靴が知られている。]
[0004] しかし、このように改善された車輪装着型靴は、車輪が外部に引き出された位置または車輪が内部に引き込まれた位置で車輪支持部がその位置に堅固に位置固定されないと、種々の問題が発生する。すなわち、車輪が内部に引き込まれた位置で車輪支持部が堅固に位置固定されなければ、外部からの衝撃が加えられたとき、車輪支持部の固定が解けるようになり、車輪支持部は、地面またはそのハウジングと摩擦を起こして騷音を発生させてしまい、摩擦により繰り返される衝撃によって故障が発生するようになるという問題がある。また、車輪が引き出された位置で車輪支持部がその位置に堅固に位置固定されなければ、車輪によって効果的に荷重分散がなされずに、車輪支持部の小さながたつきによって車輪の直進性が低下するという問題がある。]
発明が解決しようとする課題

[0005] したがって、本発明の目的は、このような従来の問題点を解決するためのものであって、車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出されるそれぞれの位置で外部から衝撃が加えられても車輪を各位置で堅固に位置固定することができる位置決定部を備えることにより、不意の誤作動により、車輪が引き込まれるか、または引き出されないようにして、安全性を高めて事故を防止することができる車輪組立体及びこれを含む靴を提供することにある。]
[0006] また、本発明の他の目的は、車輪が引き出された位置で車輪の小さな位置変化が発生しないように車輪の位置を堅固に固定することにより、車輪の走行性を向上させることができる車輪組立体を含む車輪装着型靴を提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0007] そこで、上記の目的を達成するための本発明の車輪組立体は、車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出されるように設置される車輪組立体であって、前記内部空間に固定されるベースブロックと、前記車輪が回転可能に結合され、第1の軸線を中心として前記ベースブロックに対して回動可能に設置されて、前記車輪が前記内部空間に引き込まれる第1の位置と前記車輪が前記内部空間から引き出される第2の位置との間で回動する車輪支持部と、該車輪支持部を前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動可能にするとともに、前記車輪支持部が前記第1の位置または前記第2の位置に位置するとき、前記車輪支持部が前記ベースブロックに対して回動することを防止するために、前記車輪支持部を位置固定する位置決定部とを備えることを特徴とする。]
[0008] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記位置決定部が、前記第1の軸線を中心として回転可能な軸部材と、該軸部材及び前記車輪支持部のうち、いずれか1つに設けられる突出部と、前記軸部材及び前記車輪支持部のうち、他の1つに設けられ、前記突出部に結合される第1の陥没部とを備え、前記突出部と前記第1の陥没部とが結合された状態で前記軸部材を前記第1の軸線を中心として回転させることにより、前記車輪支持部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動する。]
[0009] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記軸部材が前記第1の軸線に沿って移動可能であり、前記第1の陥没部が前記車輪支持部を貫通するように形成され、前記突出部が前記車輪支持部側に伸びて前記第1の陥没部の貫通深さよりもさらに長く形成され、前記位置決定部が、前記車輪支持部が前記第1の位置に位置するとき、前記ベースブロックに設けられ、前記第1の陥没部と対応する位置に形成される第2の陥没部と、前記車輪支持部が前記第2の位置に位置するとき、前記第1の軸線を中心として円弧方向に前記第2の陥没部から離隔するように前記ベースブロックに設けられ、前記第1の陥没部と対応する位置に形成される第3の陥没部とをさらに備え、前記車輪支持部が前記第1の位置に位置するときは、前記突出部が前記第1の陥没部及び前記第2の陥没部に結合され、前記車輪支持部が前記第2の位置に位置するときは、前記突出部が前記第1の陥没部及び前記第3の陥没部に結合されることにより、前記車輪支持部が位置固定される。]
[0010] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記軸部材によって挟まれて、前記軸部材と同心状に配置され、前記突出部が前記第2の陥没部または前記第3の陥没部に結合される方向に前記軸部材を弾性加圧する第1の弾性部材をさらに備える。]
[0011] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記第3の陥没部が前記ベースブロックを貫通するように形成され、前記位置決定部が、前記車輪支持部に形成された第4の陥没部と、前記第3の陥没部に沿って摺動可能に配置され、その一端部が前記突出部と接触可能な棒部材と、前記突出部を前記第3の陥没部から押し出す方向に前記棒部材を弾性加圧する第2の弾性部材とをさらに備え、前記車輪支持部が前記第2の位置に位置するとき、前記第2の弾性部材の弾性加圧する方向と反対方向に前記棒部材が押されて、前記棒部材の他端部が前記第4の陥没部に結合される。]
[0012] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記位置決定部が、前記第1の軸線を中心として回転可能な軸部材と、該軸部材の一端部に設けられる第1の凹凸部と、前記車輪支持部の一端部に設けられ、前記第1の凹凸部に噛み合う第2の凹凸部とを備え、前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部とが噛み合った状態で前記軸部材を前記第1の軸線を中心として回転させることにより、前記車輪支持部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動する。]
[0013] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記軸部材が前記第1の軸線方向に沿って移動可能であり、前記位置決定部が、前記第1の軸線方向に前記軸部材が挿入される貫通孔が設けられ、外周面に凹凸部が形成された凹凸部材と、前記ベースブロックに形成され、前記凹凸部材に常に噛み合い、前記第1の凹凸部に選択的に噛み合う第3の凹凸部と、前記車輪支持部の他端部に設けられ、前記凹凸部材に選択的に噛み合う第4の凹凸部とをさらに備え、前記車輪支持部が前記第1の位置または第2の位置に位置するときは、前記第1の凹凸部は前記第2の凹凸部及び前記第3の凹凸部に噛み合い、しかも前記凹凸部材は前記第4の凹凸部に噛合うことにより、前記車輪支持部が位置固定され、前記車輪支持部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動するときは、前記第1の凹凸部は前記第3の凹凸部との噛合いが解除され、前記凹凸部材は前記第4の凹凸部との噛合いが解除されることにより、前記車輪支持部が回動可能である。]
[0014] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記軸部材によって挟まれて、前記軸部材と同心状に配置され、前記第1の凹凸部が前記第3の凹凸部に噛み合う方向に前記軸部材を弾性加圧する第1の弾性部材をさらに備える。]
[0015] 本発明に係る車輪組立体において、望ましくは、前記車輪支持部が、前記第1の軸線を中心として前記ベースブロックに対して回動可能な第1の支持部材と、一端部は前記第1の軸腺と交差する第2の軸線を中心として前記第1の支持部材に対して回動可能に結合され、他端部には前記車輪が回転可能に結合される第2の支持部材とを備え、前記第1の支持部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動する間、前記第2の支持部材は前記第2の軸線を中心として前記第1の支持部材に対して回動する。]
[0016] また、上記の目的を達成するための本発明の車輪組立体を含む車輪装着型靴が、着用者の足を収容する外皮と、該外皮の下部に結合され、地面と接触する底と、該底に設けられた内部空間に引き込み可能にまたは前記内部空間から引き出し可能に設置される前記車輪組立体とを備えることを特徴とする。]
発明の効果

[0017] 本発明によれば、車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出されるそれぞれの位置で車輪支持部が堅固に位置固定されるので、車輪支持部の不意の誤作動により、車輪が引き込まれるか、または引き出されないようにして、安全性を高めて事故を防止することができる車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴が提供される。]
[0018] また、車輪が外部に露出して、靴の着用者の荷重が車輪に作用するようになる第2の位置では、車輪支持部の位置を固定させる結合力が増加するので、走行時、車輪ががたつかないようになり、車輪の走行性を向上させることができる車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴が提供される。]
図面の簡単な説明

[0019] 本発明の一実施形態に係る車輪装着型靴の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る車輪組立体が第1の位置に位置するときの斜視図である。
図2に示された車輪組立体の分解斜視図である。
図2に示された車輪組立体の第2の支持部材が第1の支持部材に対して回動した状態を示す斜視図である。
図2のV−V線断面図である。
図1のVI−VI線断面図である。
図1のVII−VII線断面図である。
本発明の他の実施形態に係る車輪組立体のベースブロック、車輪支持部、及び軸部材の斜視図である。
図8の車輪組立体が第1の位置または第2の位置に位置するときの断面図である。
図8の車輪組立体が第1の位置と第2の位置との間に位置するときの断面図である。] 図1 図2 図8
実施例

[0020] 以下、本発明に係る車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴の好ましい実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。]
[0021] 図1は、本発明の一実施形態に係る車輪装着型靴の斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る車輪組立体が第1の位置に位置するときの斜視図であり、図3は、図2に示された車輪組立体の分解斜視図であり、図4は、図2に示された車輪組立体の第2の支持部材が第1の支持部材に対して回動した状態を示す斜視図であり、図5は、図2のV−V線断面図であり、図6は、図1のVI−VI線断面図であり、図7は、図1のVII−VII線断面図である。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0022] 図1〜図7を参照すれば、本実施形態の車輪装着型靴100は、車輪123が底170の内部空間151に引き込まれるか、またはその内部空間151から引き出されることができるように設置されるものであって、外皮160と、底170と、ハウジング150と、車輪組立体とを備える。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0023] 前記外皮160は、靴着用者の足を収容し、前記底170は、外皮160の下部に結合され、靴着用者が歩行する間、地面に接触する。前記ハウジング150は、底170に結合され、後述する車輪組立体を収容することができる内部空間151を備える。前記内部空間151は、本実施形態のように、ハウジング150に設けられた内部空間でありうるし、ハウジングがない状態で底170に直接形成された内部空間でありうる。]
[0024] 前記車輪組立体は、ハウジング150に形成された内部空間151に引き込まれて、車輪123がその内部空間151に引き込まれるか、またはその内部空間151から引き出されることができるように構成されたものであって、ベースブロック110と、車輪支持部と、位置決定部とを備える。]
[0025] 前記ベースブロック110は、回動する車輪支持部を支持するためのものであって、ハウジング150の内部空間151に固定される。]
[0026] 前記車輪支持部は、車輪123を支持し、車輪123が内部空間151に引き込まれる第1の位置(図2に示された位置)と車輪123が内部空間151から引き出される第2の位置(図1に示された位置)との間で回動可能なものであって、第1の支持部材121と、第2の支持部材122とを備える。] 図1 図2
[0027] 前記第1の支持部材121は、その一端部が第1の軸線a1を中心としてベースブロック110に対して回動可能にベースブロック110に結合され、その他端部が第2の支持部材122に結合される。ここで、第1の軸線a1はベースブロック110を貫通するように配置される。前記第2の支持部材122は、その一端部が第1の軸線a1と交差する第2の軸線a2を中心として第1の支持部材121に対して回動可能に第1の支持部材121の他端部に結合され、その他端部には車輪123が回転可能に結合される。]
[0028] 前記第2の支持部材122には、突出された形状のカム部124が設けられ、前記ベースブロック110には、中間部がほぼ90℃の角度で曲げられる「L」字形状であり、陥没された形状のカムフォロア部111が設けられる。カム部124がカムフォロア部111に挿入されたまま、第1の支持部材121はベースブロック110に対し回動するようになり、第1の支持部材121が第1の位置(図2に示された位置)と第2の位置(図1に示された位置)との間で回動する間、第2の支持部材122は第2の軸線a2を中心としてカムフォロア部111の形状に沿って第1の支持部材121に対して回動する。] 図1 図2
[0029] 第1の支持部材121及び第2の支持部材122が第2の位置に位置するときには、靴着用者の歩行方向に走行可能なように車輪123及び第2の支持部材122が配置されるが、第1の支持部材121及び第2の支持部材122が第1の位置に位置するときには、車輪123が水平に横たわった状態で内部空間151に収容され得るように、第2の支持部材122は第1の支持部材121に対して回動する。したがって、車輪支持部が収容される内部空間151を減らすことができるという効果がある。]
[0030] 前記位置決定部は、車輪支持部を第1の位置と第2の位置との間で回動可能なようにし、車輪支持部が第1の位置または第2の位置に位置するとき、車輪支持部がベースブロック110に対して回動することを防止するために、車輪支持部を位置固定させるものである。前記位置決定部は、軸部材131と、第1の陥没部133と、突出部132と、第2の陥没部134と、第3の陥没部135と、第1の弾性部材140と、第4の陥没部136と、棒部材137と、第2の弾性部材138とを備える。]
[0031] 前記軸部材131は、第1の軸線a1を中心として回転可能であり、その第1の軸線a1に沿って移動可能に配置された棒形状の部材であり、第1の支持部材121に形成された貫通孔141及びベースブロック110の貫通孔142を貫通して挿入される。本実施形態の軸部材131は、組立の容易性のために、2個の部材に分離されているが、単一の部材で製作されることも可能である。]
[0032] 前記突出部132は、軸部材131の一端部に設けられ、第1の支持部材121側に伸びるように形成される。前記第1の陥没部133は、第1の支持部材121の一側に形成され、第1の陥没部133の内部に突出部132が挿入される。軸部材131に形成された突出部132が第1の支持部材121に形成された第1の陥没部133に結合された状態で軸部材131を第1の軸線a1を中心として回転させると、第1の支持部材121は、第1の軸線a1を中心としてベースブロック110に対して回動するようになる。本実施形態において、第1の陥没部133は、第1の支持部材121の一側で第1の支持部材121を貫通するように形成されることが好ましく、突出部132は、第1の陥没部133の貫通深さよりさらに長く形成されることが好ましい。]
[0033] 前記第2の陥没部134は、ベースブロック110の一側に設けられる円形の陥没部であって、車輪支持部が第1の位置に位置するとき、第1の陥没部133と対応する位置、すなわち、第1の陥没部133と同心的な位置に形成される。前記第3の陥没部135もベースブロック110の一側に設けられる円形の陥没部であって、第1の軸線a1を中心として円弧方向に第2の陥没部134から離隔するように設けられる。前記第3の陥没部135は、車輪支持部が第2の位置に位置するとき、第1の陥没部133と対応する位置、すなわち、第1の陥没部133と同心的な位置に形成される。前記第3の陥没部135は、ベースブロック110を貫通するように形成されることが好ましい。]
[0034] 前記第1の弾性部材140は、軸部材131と同心状に配置されるように軸部材131によって挟まれつつ結合される。本実施形態では、前記第1の弾性部材140としてばね部材を用いる。前記第1の弾性部材140の一端部はハウジング150によって支持され、前記第1の弾性部材140の他端部は軸部材131の他端部によって支持される。したがって、車輪支持部が第1の位置に位置するときは、突出部132が第1の陥没部133を貫通して第2の陥没部134に結合される方向Aに軸部材131の他端部を弾性加圧し、車輪支持部が第2の位置に位置するときは、突出部132が第1の陥没部133を貫通して第3の陥没部135に結合される方向Aに軸部材131の他端部を弾性加圧する。]
[0035] 前記第4の陥没部136は、第1の支持部材121の他側に形成され、車輪支持部が第2の位置に位置するとき、後述する棒部材137の他端部が第4の陥没部136の内部に挿入される。]
[0036] 前記棒部材137は、第3の陥没部135に沿って摺動可能に配置される棒形状の部材である。前記棒部材137の一端部は、車輪支持部が第2の位置に位置するとき、突出部132が第3の陥没部135に挿入されつつ、突出部132と接触するようになる。第3の陥没部135で突出部132が挿入される側の反対側には中空形状のリング部材139が挟まれるが、棒部材137の他端部はリング部材139を貫通するように配置される。]
[0037] 前記第2の弾性部材138は、棒部材137と同心状に配置されるように棒部材137によって挟まれつつ結合される。本実施形態では、前記第2の弾性部材138としてばね部材を用いる。前記第2の弾性部材138の一端部は棒部材137によって支持され、第2の弾性部材138の他端部はリング部材139によって支持される。したがって、前記第2の弾性部材138は、突出部132を第3の陥没部135から押し出す方向に棒部材137を弾性加圧する。]
[0038] 以下、上述したように構成された本実施形態に係る車輪組立体の作動原理について、図1〜図7を参照して概略的に説明する。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0039] 図5に示すように、車輪123がハウジング150の内部空間151に引き込まれる第1の位置に車輪支持部が位置するとき、突出部132は第1の陥没部133を貫通し、第1の陥没部133から露出した突出部132の端部は第2の陥没部134に挿入される。したがって、第1の支持部材121は、ベースブロック110に対して回動することが防止されたまま、第1の位置に位置固定される。] 図5
[0040] 図6に示すように、車輪123がハウジング150の内部空間151から引き出される第2の位置に車輪支持部が位置するとき、突出部132は第1の陥没部133を貫通し、第1の陥没部133から露出した突出部132の端部が第3の陥没部135に挿入されることにより、第1の支持部材121は、ベースブロック110に対して回動することが防止されたまま、第2の位置に位置固定される。また、突出部132が第3の陥没部135に挿入されつつ、棒部材137の一端部を押し、「A」方向に棒部材137が摺動しつつ、棒部材137の他端部が第4の陥没部136に挿入される。] 図6
[0041] このように、第2の位置では、突出部132によって第1の支持部材121とベースブロック110とが結合され、棒部材137によって第1の支持部材121とベースブロック110とが結合されて、第1の支持部材121を第2の位置に位置固定させる力が強くなる。]
[0042] 図7に示すように、第1の支持部材121は、第1の位置と第2の位置との間に位置する。第1の支持部材121を第2の位置から離脱させるためには、突出部132が第3の陥没部135から抜け出る方向Bに軸部材131に力を加える。軸部材131が第1の軸線a1に沿って摺動しつつ、突出部132は第3の陥没部135から抜け出るが、第1の陥没部133には挿入された状態を維持する。] 図7
[0043] 突出部132と接触していた棒部材137は、第2の弾性部材138の弾性加圧力によって「B」方向に摺動して移動する。棒部材137が摺動しつつ、棒部材137の他端部は第4の陥没部136から抜け出るようになる。突出部132は第3の陥没部135から抜け出たが、第1の陥没部133に挿入された状態を維持するので、第1の軸線a1を中心として軸部材131を回転させれば、第1の軸線a1を中心としてベースブロック110に対して第1の支持部材121は第1の位置と第2の位置との間で回動するようになる。]
[0044] 上述したように構成された本実施形態に係る車輪組立体及びこれを含む車輪装着型靴は、外部から衝撃が加えられても車輪が内部空間に引き込まれる位置か、またはその内部空間から引き出される位置かで車輪を堅固に位置固定することができるので、不意の誤作動により、車輪が引き込まれるか、または引き出されないようにして、安全性を高めて事故を防止することができるという効果を得ることができる。]
[0045] また、車輪が外部に露出して靴の着用者の荷重が車輪に作用するようになる第2の位置では、突出部によって第1の支持部材とベースブロックとが結合され、棒部材によって第1の支持部材とベースブロックとが結合されるので、車輪支持部の位置を固定させる結合力が増加するようになる。したがって、走行時、車輪ががたつかないようになり、車輪の走行性を向上させることができるという効果を得ることができる。]
[0046] 一方、図8は、本発明の他の実施形態に係る車輪組立体のベースブロック、車輪支持部、及び軸部材の斜視図である。図8において、図1〜図7に示された部材と同じ部材番号によって参照される部材は、同じ構成及び機能を有するものであって、それらの各々に対する詳細な説明は省略する。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8
[0047] 図8に示すように、本実施形態のベースブロック210は図3のベースブロック110に、本実施形態の第1の支持部材221は図3の第1の支持部材121に、本実施形態の軸部材231は図3の軸部材131に各々対応する。] 図3 図8
[0048] 本実施形態の位置決定部は、軸部材231と、第1の凹凸部232と、第2の凹凸部241と、凹凸部材234と、第3の凹凸部236と、第4の凹凸部242と、第1の弾性部材240とを備える。]
[0049] 前記軸部材231は、第1の軸線a1を中心として回転可能であり、その第1の軸線a1に沿って移動可能に配置された棒形状の部材である。前記第1の凹凸部232は、軸部材231の一端部に設けられ、前記第2の凹凸部241は、車輪支持部、すなわち、第1の支持部材221の一端部を貫通するように第1の支持部材221に設けられ、第1の凹凸部232に噛み合う。軸部材231に形成された第1の凹凸部232が第1の支持部材221に形成された第2の凹凸部241に噛み合った状態で軸部材231を第1の軸線a1を中心として回転させれば、第1の支持部材221は、第1の軸線a1を中心としてベースブロック210に対して回動するようになる。]
[0050] 前記凹凸部材234は、その中央部に第1の軸線a1方向に貫通孔が形成されるが、その貫通孔には軸部材231が挿入される。]
[0051] 凹凸部材234の外周面には、後述する第3の凹凸部236と噛み合う凹凸部が形成される。前記第3の凹凸部236は、ベースブロック210を貫通して形成されるが、第3の凹凸部236は、凹凸部材234の外周面に形成された凹凸部とは常に噛み合い、第1の凹凸部232には選択的に噛み合うようになる。前記第4の凹凸部242は、第1の支持部材221の他端部、すなわち、第2の凹凸部241が形成された部分の反対側に設けられ、凹凸部材234に選択的に噛み合う。]
[0052] 前記第1の弾性部材240は、軸部材231と同心状に配置されるように軸部材231によって挟まれつつ結合される。本実施形態では、第1の弾性部材240としてばね部材を用いる。第1の弾性部材240の一端部はハウジング150によって支持され、第1の弾性部材240の他端部は軸部材231の他端部によって支持される。車輪支持部が第1の位置または第2の位置に位置するとき、第1の凹凸部232が第3の凹凸部236に噛み合う方向に軸部材231を弾性加圧する。]
[0053] 図9に示すように、第1の支持部材221が第1の位置または第2の位置に位置するとき、第1の凹凸部232は第2の凹凸部241及び第3の凹凸部236に噛み合い、凹凸部材234は第4の凹凸部242に噛み合うようになることにより、第1の支持部材221は、ベースブロック210に対してそれ以上回動せずに位置固定される。] 図9
[0054] 一方、図10に示すように、第1の支持部材221が第1の位置と第2の位置との間で回動するときは、第1の凹凸部232は第3の凹凸部236との噛合いが解除され、第2の凹凸部241にのみ噛み合い、凹凸部材234は第4の凹凸部242との噛合いが解除され、第3の凹凸部236にのみ噛合うことにより、第1の支持部材221はベースブロック210に対して回動可能である。] 図10
[0055] 上述した実施形態では、突出部は軸部材に形成され、第1の陥没部は第1の支持部材の一端部を貫通するように形成されたが、それとは反対に、前記突出部は第1の支持部材に形成され、前記第1の陥没部は軸部材の一端部を貫通するように形成されることもできる。]
[0056] 本発明の権利範囲は上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲内で様々な形態の実施形態によって実現され得る。]
[0057] 特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有した者であれば誰でも変形可能な多様な範囲まで本発明の請求の範囲の記載の範囲内にあるものとみなす。]
[0058] 車輪組立体及びこれを含む靴において、車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出されるそれぞれの位置で車輪支持部が堅固に位置固定されるので、車輪支持部の不意の誤作動により、車輪が引き込まれるか、または引き出されないようにして、安全性を高めて事故を防止することができる。]
权利要求:

請求項1
車輪が内部空間に引き込まれるか、またはその内部空間から引き出されるように設置される車輪組立体であって、前記内部空間に固定されるベースブロックと、前記車輪が回転可能に結合され、第1の軸線を中心として前記ベースブロックに対して回動可能に設置されて、前記車輪が前記内部空間に引き込まれる第1の位置と前記車輪が前記内部空間から引き出される第2の位置との間で回動する車輪支持部と、該車輪支持部を前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動可能にするとともに、前記車輪支持部が前記第1の位置または前記第2の位置に位置するとき、前記車輪支持部が前記ベースブロックに対して回動することを防止するために、前記車輪支持部を位置固定する位置決定部と、を備えることを特徴とする車輪組立体。
請求項2
前記位置決定部が、前記第1の軸線を中心として回転可能な軸部材と、該軸部材及び前記車輪支持部のうち、いずれか1つに設けられる突出部と、前記軸部材及び前記車輪支持部のうち、他の1つに設けられ、前記突出部に結合される第1の陥没部とを備え、前記突出部と前記第1の陥没部とが結合された状態で前記軸部材を前記第1の軸線を中心として回転させることにより、前記車輪支持部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動することを特徴とする請求項1に記載の車輪組立体。
請求項3
前記軸部材が前記第1の軸線に沿って移動可能であり、前記第1の陥没部が前記車輪支持部を貫通するように形成され、前記突出部が前記車輪支持部側に伸びて前記第1の陥没部の貫通深さよりもさらに長く形成され、前記位置決定部が、前記車輪支持部が前記第1の位置に位置するとき、前記ベースブロックに設けられ、前記第1の陥没部と対応する位置に形成される第2の陥没部と、前記車輪支持部が前記第2の位置に位置するとき、前記第1の軸線を中心として円弧方向に前記第2の陥没部から離隔するように前記ベースブロックに設けられ、前記第1の陥没部と対応する位置に形成される第3の陥没部とをさらに備え、前記車輪支持部が前記第1の位置に位置するときは、前記突出部が前記第1の陥没部及び前記第2の陥没部に結合され、前記車輪支持部が前記第2の位置に位置するときは、前記突出部が前記第1の陥没部及び前記第3の陥没部に結合されることにより、前記車輪支持部が位置固定されることを特徴とする請求項2に記載の車輪組立体。
請求項4
前記軸部材によって挟まれて、前記軸部材と同心状に配置され、前記突出部が前記第2の陥没部または前記第3の陥没部に結合される方向に前記軸部材を弾性加圧する第1の弾性部材をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の車輪組立体。
請求項5
前記第3の陥没部が前記ベースブロックを貫通するように形成され、前記位置決定部が、前記車輪支持部に形成された第4の陥没部と、前記第3の陥没部に沿って摺動可能に配置され、その一端部が前記突出部と接触可能な棒部材と、前記突出部を前記第3の陥没部から押し出す方向に前記棒部材を弾性加圧する第2の弾性部材とをさらに備え、前記車輪支持部が前記第2の位置に位置するとき、前記第2の弾性部材の弾性加圧する方向と反対方向に前記棒部材が押されて、前記棒部材の他端部が前記第4の陥没部に結合されることを特徴とする請求項3に記載の車輪組立体。
請求項6
前記位置決定部が、前記第1の軸線を中心として回転可能な軸部材と、該軸部材の一端部に設けられる第1の凹凸部と、前記車輪支持部の一端部に設けられ、前記第1の凹凸部に噛み合う第2の凹凸部とを備え、前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部とが噛み合った状態で前記軸部材を前記第1の軸線を中心として回転させることにより、前記車輪支持部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動することを特徴とする請求項1に記載の車輪組立体。
請求項7
前記軸部材が前記第1の軸線方向に沿って移動可能であり、前記位置決定部が、前記第1の軸線方向に前記軸部材が挿入される貫通孔が設けられ、外周面に凹凸部が形成された凹凸部材と、前記ベースブロックに形成され、前記凹凸部材に常に噛み合い、前記第1の凹凸部に選択的に噛み合う第3の凹凸部と、前記車輪支持部の他端部に設けられ、前記凹凸部材に選択的に噛み合う第4の凹凸部とをさらに備え、前記車輪支持部が前記第1の位置または第2の位置に位置するときは、前記第1の凹凸部は前記第2の凹凸部及び前記第3の凹凸部に噛み合い、しかも前記凹凸部材は前記第4の凹凸部に噛合うことにより、前記車輪支持部が位置固定され、前記車輪支持部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動するときは、前記第1の凹凸部は前記第3の凹凸部との噛合いが解除され、前記凹凸部材は前記第4の凹凸部との噛合いが解除されることにより、前記車輪支持部が回動可能であることを特徴とする請求項6に記載の車輪組立体。
請求項8
前記軸部材によって挟まれて、前記軸部材と同心状に配置され、前記第1の凹凸部が前記第3の凹凸部に噛み合う方向に前記軸部材を弾性加圧する第1の弾性部材をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の車輪組立体。
請求項9
前記車輪支持部が、前記第1の軸線を中心として前記ベースブロックに対して回動可能な第1の支持部材と、一端部は前記第1の軸腺と交差する第2の軸線を中心として前記第1の支持部材に対して回動可能に結合され、他端部には前記車輪が回転可能に結合される第2の支持部材とを備え、前記第1の支持部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動する間、前記第2の支持部材は前記第2の軸線を中心として前記第1の支持部材に対して回動することを特徴とする請求項1に記載の車輪組立体。
請求項10
着用者の足を収容する外皮と、該外皮の下部に結合され、地面と接触する底と、該底に設けられた内部空間に引き込み可能にまたは前記内部空間から引き出し可能に設置される請求項1〜9のいずれか1項に記載の車輪組立体と、を備えることを特徴とする車輪装着型靴。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-05-14| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110513 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110513 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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